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OUを中心に第9世代のシングル66を解説

1.初めに

SVの66(厳密にはOU系のtier)では、重要な新技が登場したり仕様の大きな変更などは存在したりはしていないが、主に技マシンと過去作技がホームから移送した際に消えてしまう仕様になったことで環境に大きな変化が起きた。本記事ではそれを解説していく。

シングル66の基本的な解説については以下を参照。 pokemonshowdownjapan.hateblo.jp

2.わざマシンきりばらい」削除

シングル66のステロ除去手段は長らく覚えるポケモンの違いから霧払いが大多数を占めてきたが、今作からは霧払いの技マシンが削除された。

さらにまきびしは技マシン化、新ポケモンサーフゴーは霧払いも高速スピンも無効化する強力なポケモンとして名をはせている。

このため前作から安定の霧払い使いとされたアーマーガアは立ち位置を落とし、新たに登場したイダイナキバが環境の中心となっている。

これらの事情から今作はステロ・まきびし戦術(ステルスロックは以前から必須だったが)はより強化され、環境の中心に君臨している。

前作までは63でもなじみ深い霊獣ランドロスがトップに君臨していたが、こちらは霧払いに加えてはたきおとすを没収されたことやライバルのイダイナキバが台頭したことで今やUUに落ちる恐れすらあるほどに失墜したことで、本格的に日本の63とは大きく異なる環境となっている。

3.「はたきおとす」「どくどく」「ねっとう」の広範囲の渡る没収

63では今更な話題であるが、66では剣盾でも過去作の技を使うことが可能だったので影響を受けるのは今作からとなる。

受けループ系の構築には痛手であるが、いまだドオーやヘイラッシャを用いた受けループは根強く生き残っている。

なおいやしのすずも今作ではハピナスとチリーンの限定技である。

4.終わりに

前作に比べ固定ダメージを出せる数少ないかつ優秀な撒き技がより有利になったため、より厚底ブーツおよびはたきおとすが重要度を増した。

また没収を受けたポケモンが立ち位置を落とす一方でねっとうを残したうえで強力技「クイックターン」を習得したママンボウなど立ち位置を向上させたポケモンも存在する。

66ではトップメタのイダイナキバやドドゲザンといった63と異なるポケモンが活躍できるので、様々なポケモンを試してみてほしい。